第130回『まちむら興し塾』   2016年4月20日
   
  
テーマ 大学生による
     【相模原市藤野エリア魅力発見コンテスト】
   コメンテーター 
    JTB 旅行事業本部 観光戦略担当部長 伊藤弘一郎さん
     当日の講演会・懇親会の写真

 ◎ プロローグ


     伊籐さんが、JTB法人営業相模原支店長時代の昨年、9月に
   「(公益社団法人)相模原・町田大学地域コンソーシアム」主催で、
 
   「相模原市藤野エリア魅力発見コンテスト」

   が開催され、その会場で審査員として参加した時の概要とコメントです。

    今後、当、NPO法人ふれあいまちむら興し塾の学生会員が地域振興
   の企画提案に取り組み、発表する際の参考になればと期待を込めた講演
   です。

 【コンテスト開催案内】
  日時:2015年9月26日(土)14:00~15:30

 会場:相模大野のユニコムプラザさがみはら

   このコンテストは、相模原市藤野エリアを対象地域として、藤野の資
 源を活用して人を呼び込み活性化することを課題として、地域の魅力を
 市民に伝えるために企画から提案、実施までの一連の流れに取り組む学
 生のコンテストです。

  先ず、学生が企画として提案する藤野を訪れ、地域を知るためのフィ
 ールドワークを行いました。

  地元の人たちとの交流を通して、藤野エリアの資源を見つけ、その資
 源を活用し、エリア全体が活性化されるような企画を提案されました。

 優秀な企画は「さがまちカレッジ」の事業として実施する予定です。

   当日のコンテスト発表会場では、多くの一般市民も来場され、発表し
 た学生達のモチベーションも高まりました。

  ○参加于一ム(発表順)

  ・相模女子大学.
    
学芸学部英語文化コミュニケーション学科年皆川チーム  
  「
Fujino Friends ~学校じゃ教えてくれない! ここだけの授業~」 

 ・町田・デザイン専門学校インテリアデザイン科チーム王j
  「懐秋芸術体験ツアー~in藤野~」

 ・桜美林大学渡邉ゼミ日原チーム
  「藤野に外国人を‥I !

 ・相模女子大学
  学芸学部英語文化コミュニケーション学科4年安藤チーム

  「FANS一藤野合宿プラン-」

 ・町田・デザイン専門学校インテリアデザイン科チーム「yu-zu
  「チケットで行くお得プラン~ファミリー向け~j

 ・法政大学チーム「たまぼら」
  「藤野フォトコンテストツアー」

 ・相模女子大学
  学芸学部英語文化コミュニケーション学科4年佐々木チーム

   「リフレッシュ空間~心も身体も健康に~」

 ・桜美林大学渡邉ゼミ大場チーム
   「藤野野菜を使ったイベントの提案」

 ※《(公益社団法人)相模原・町田大学地域コンソーシアム」》概要
  大学・短大・専門学校の20校と、相模原市・町田市と商工会議所、
 NPO、企業、財団法人などの様々な主体の39機関が連携し、それ
 ぞれの特性を活かした協働を通じて、魅力あふれる地域社会を創造

 詳細HP:http://sagamachi.jp/consortium/

  コンテストの結果
  ◎ 最優秀賞
      桜美林大学 渡邉ゼミ 大場チーム

   
「藤野野菜を使ったイベントの提案」
 
 企画提案  大場春香 笹川翼 玉井優里  野澤里穂
  ◎ 優秀賞 藤野観光協会賞 
    相模女子大学 英語文化コミュニケーション学科小泉ゼミナール

    佐々木チーム 「リフレッシュ空間~心も身体も健康に~」

    詳細:http://www.sagami-wu.ac.jp/news/2015/10/01/006269.html

 
  ◎ 優秀賞 JTB賞 
     法政大学 チームたまぼら

      観光と地域のPR作戦を組み合わせた「フォトコンテストツアー」

    詳細:http://hucc.hosei.ac.jp/event/community/2488.html

 
   
 【最優秀賞 「藤野野菜を使ったイベントの提案」
    《 最優秀賞 選考の評価 

      地域資源を有効に活かす企画内容として、市場分析、現地調査
    を学生目線で実施。

     企画内容に添って藤野産品野菜を使用した料理レシピを作成し
    て、そのレシピをもとに、学生の母親たちの手も借りながら、実
    際料理を試作。

     更に、パワーポイントで作成したプレゼンテーションの表現手
    法、プレゼンテーションそのものの説明仕方等などの技術が素晴
    らしく、審査員全員一致で最優秀賞に選ばれました。


   以下は桜美林大学渡邉ゼミ大場チーム 発表資料をもとに編集転載
 
   企画提案

   桜美林大学 渡邉ゼミ 大場チーム 
 
 大場春香 笹川翼 玉井優里  野澤里穂

   http://www.www2.obirin.ac.jp/bm/information/cat2/post-4.html
 企画説明の流れ


 
 1. 藤野の資源について          (3-5)

   2. 藤野に来る観光客について       (6)

  3. ターゲット              (7)

   4. 藤野を訪れている家族に対するアンケート(8-12)

  5. ターゲットに対するニーズとウォンツ  (13-14)

  6. 提案概要               (15-18)

  7. 提案内容               (19-25)

  8. 収支計画               (26)

  9. 本企画を行うために          (27-29)
 藤野の資源とは?  
◇ 農業振興地域(市町村合併前):単位(ha 

区  分

相模原市

城山町

津久井町

相模湖町

藤野町

合 計

農業振興地域

731(8.1%)

615(30.9%)

2,000(16.4%)

719(22.8%)

2,822(43.5%)

6,887(20.9%)

農用地区域

321
(3.6%)

74
(3.7%)

217
(1.8%)

64
(2.0%)

119
(1.8%)

795
(2.4%)

      野菜や果物も藤野の資源のーつと考えた
   ◇ 観光客の藤野野菜のイメージは  (企画者実施アンケートより
   
  Q。藤野で野菜を買ったことが
          ありますか?
 Q。藤野で野菜のイルメージは
          何ですか?

はい

20%

いいえ

80%

  

新鮮そう   

35%

買ってみたい 

30%

美味しそう  

15%

無農薬     

5%

その他

15%

 
 

             藤野産の野菜を多くの人に知ってもらうためには
    藤野産の野菜を気軽に食べてもらうには
  
        藤野の自然を生かしたことは

       藤野はイベントやお祭りが多い。それを生かせないか

 
 ◇ 藤野を訪れる人はどういう人か
  □ 同行者

     観光客の同行者人数は「同行者4人未満」(45.9%)が最も多く、
   次いで『同行者4人以上』(28.7%)、「同行者なし」(25.1%)
   となっています。

   同行者の内訳は「家族」(69.8%)が最も多く、次いで「友人」
   (28.9%)となっています。

   Q: 同行者の人数    Q: 同行者の内訳
 
同行者なし 25.1%
同行者4人未満 45.9%
 同行者4人以上  28.7%
 不明  .3%

家族

69.8%

友人

28.9%

職場・学校等の友人

.1%

ペット同伴

.0%

その他 

.8%

不明 

.1%

  参照 平成26年度「新相模原市観光振興計画(中間見直し版)
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藤野を訪れたことがない子供連れの家族
    藤野で子連れの家族をターゲットにしたアンケートを実施
   フィールドワークで藤野を訪れた際に「藤野芸術の家」で多くの子連
  れの観光客を見かけ、「藤野芸術の家」でのアンケートを実施
  【藤野のイメージを調査】 
    調査内容

●調査対象標本調査/子供(O歳から6歳まで)を連れた家族

●調査人数20家族

●調査方法訪問面接法

●回収率   100%(20家族中20家族が回答)

●調査時期  8月(家族連れが多い夏休み時期)

●実施日時  2015年8月21日11時30分から14時50分まで

●調査場所  藤野芸術の家ロビー

●回答方法  5択選択制複数回答可

●集計方法   単純集計

●調査内容   単純集計

   ① 来訪人数
   ② 藤野来訪回数
   ③ 来訪手段
   ④ 来訪目的 
   ⑤ 来訪場所     
  ⑥ 藤野に対するイメージ
  ⑦ 藤野で野菜または果物を購入したことがあるか

  ⑧(はいと回答した人)藤野の野菜に対するイメージ
  ⑨(いいえと回答した人)藤野の野菜に対するイメージ
  ⑩ 本企画内容を実施するフードイベントに参加したいか

 
 調査結果
   来訪時の家族人数(平均) 85人÷20家族=4.25人
   Q: 来訪回数    Q: イメージ

初めて

45%

2回目

20%

3回目以上

35%

 

自然

55%

芸術 

32%

産地の野菜

7%

お祭・イベン 

3%

その他  

3%

野菜収穫歴  

はい

 20%

いいえ

 80%

  
 購入歴 はい 野菜イメージはい 

新鮮

57%

美味しい

29%

また買ってみたい

14%

購入歴 いいえ 野菜イメージ 

新鮮そう

35% 

買ってみたい

30% 

美味しそう

15%

無農薬

5% 

その他

15%

フードイベントの参加の意向   

はい

95%

いいえ

5%

 
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 ニーズとウォンツ
安全な野菜が食べたい 新鮮な野菜が食べたい 


□ 無農薬野菜がいい

□ 放射能汚染の検査がされている
  野菜がいい

□ 施設栽培より露土栽培の野菜がいい

□ 食品表示がきちんとされている
  野菜がいい

□ 取れたての野菜がいい

□ 産地直送のものがいい

□ 産地直売所で野菜を買いたい

□ より新鮮な見分け方や保存方法
  を知りたい
 

エコ志向でいきたい  

エコ志向でいきたい 


 □ 使い捨てのコップやお皿を無
   くしたい

 □ 繰り返し使用できるものを使
   いたい

 □ 食材を残さず使い切りたい

 □ 家庭菜園を始めたい

 □ 子供の好き嫌いを直すレシピ
   が知りたい

 □ 大人でも美味しく食べられる
   野菜料理が知りたい

 □ 見た目や味付けなど、苦手な
   野菜らしくないものがいい
 
 
 提案内容の概要
 イベント名 藤野ベジフェス 

 場所 神奈川県藤野町名倉グラウンド

 日時 7月23日(土)
     ~7月24日(日)

 
 
 イベント主旨
 藤野の野菜を使ったエコ料理の提案

 ● ここにおいての「エコ料理」とは、野菜を残さず使い切
   る料理、
冷蔵庫にある残り野菜を使った料理を指す。

 ● イベントではそういった「エコ料理」を露店式で提供し、
   実際に食すことにより「エコ」に対する意識を高めるこ
   とが出来る。

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 イベントのエコに対する取り組み
 ◇ 配布する割り箸の有料化、再生紙を使用
     ・イベントでは事前に「My箸」持参を呼びかけ、イベントで
    使用する割り箸を有料化。

   ・フードイベントに必要な皿は再生紙で作られた紙皿を使用。
 ◇ 野菜を残さず使った料理を出店
    ・野菜を残さず使った料理は、イベントで排出されるごみを減
    らすことが出来る。
 ◇ 出店メニューレシピの配布
    ・提供している料理のレシピを出店先で配布する。
 イベントと藤野地域の関わり
 ◇ 野菜の苗、種の販売
     ・販売、育て方の説明は藤野の農家の方にお願いする。
 ◇ 藤野園芸ランドの活用
     ・フードイベントの内のメインイベントでもある「収穫ラリー」
    を会場付近にある
「藤野園芸ランド」参加農家で行う。
 ◇ イベント運営の人員
     ・出店ブースでの運営は藤野の住民の方にボランティアとして
    募集をかける。

   ・イベント広告は藤野在住のアーティストの方にお願いする。

   ・桜美林大学でイベントの設営、片付け、受付のボランティア
    を募集

 
 タイムスケジュール
  
   10:00 駐車場入場可能 

10:45 開会式   藤野町長による挨拶

11:00       各ブース出店開始 

12:45       収穫ラリー参加締切

12:50       収穫ラリー集合時間

13:00~15:00 収穫ラリー

15:45 閉会式   藤野町長による閉会の辞

16:00       終了片付け

17:00       駐車場閉鎖

  
  エコブース      
  ≪出店メニュー≫
  ●とうもろこしを残さず使った
 スープ

●トマトの器サラダ&ナスの器
 ミートグラタン

●ソースにも野菜を使ったトル
 ティーヤ

  苦手野菜ブース
 《出店メニュー》
 ●夏野菜を細かく刻んだキーマカレー

 ●おやつ感覚で食べられる野菜
  スティツクパン


 ●苦手野菜を練りこんだたこ焼き 
 夏バテ対策ブース  
 ≪出店メニュー≫
 ●夏野菜の代表、
  ゴーヤのフリッター


 ●あっさりして食べやすい、
  ねばねば五目丼
  子供向けブース
  《出店メニュー》
 ●小さくて食べやすい、
   丸ごとかぼちゃドーナツ

 ●見た目もかわいい、
   サラダちらし寿司
  大人向けブース  
  ≪出店メニュー≫
  ●皮まで使った、
  夏野菜の天ぷらうどん

●野菜デッブのきゅうり串

●藤野産ブルーベリー
 &ハーブゼリー

●アルコール類

  JTBブース
 ●家族向けリョコウパンフレット
  の展示

●旅行の提案

 種・苗販売ブース 

  ≪特徴≫

  参加者向けに野菜や果実の苗、種を販売

  育て方や注意事項を農家の方に教えていただく 
   
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 収穫ラリーについて
 
 ● 会場付近の「藤野園芸ランド」参加農家にご協力いただき、参加農家の畑
  にて収穫体験を行う

 ● 参加者はイベントに参加している子供(3歳から小学生以下)

 ● イベント会場受付にて、午前11時から午後12時45分まで参加者
   を募集
 ● 2グループに分け、畑を回る

● 参加者定員(20人まで)

● 参加費―人500円

● 開催時間13時~14時まで

● 野菜持ち帰り一人2個まで

 
  ● 畑にてスタンプをラリーカード
   に押してもらう
 
 収支計画
支出の部 収入の部
   

□場所代        4,000円

□備品代      425,617円  (調理器具代,机イス代など)

□食材代      816,162円

□広告費(印刷代)  88,050円

□藤野園芸ランド協力費 6,400円

        計1,340,229円
 

□ブース売上  ,567,800円

□収穫ラリー売上     10,000円

 


    計  
,577,800円
利益   227,571円     利益率,2(20%)
 

本企画を実施にあたって

  ● 藤野産の野菜を知るきっかけとなる

 ● 地域に密着したイベント開催により、藤野町民とふれあうことが
   出来る

 ● 藤野を訪れる新たな観光客の確保

 ● 藤野にはなかった新たなイベントジャンルの開拓

 ● 藤野からエコ料理提案の呼びかけをすることが出来る

      以上のメリットが見込まれる


 
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本企画を実施するために

  ●「藤野園芸ランド」を含め、藤野町農家さん

●ブース運営を行う地元ボランティアさん

●設営、片付け、受付を行う桜美林大学学生ボランティア

●会場「名倉グラウンド」さん

●テント等を借りる地区社協さん

●ポスターを制作していただく藤野在住のアーティストの皆さん

●JTBブース運営を行うJTBさん


以上の方々の協力が必要!

 
 
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『まちむら興し塾』勉強会写真 
参加者全員
左から樋口さん、金谷さん、矢板さん、清水さん、上松さん
 長坂、飯田さん、松井さん
 
 説明を熱心に聞き入る 参加者の皆さん
コメンテーター 伊籐さん 
   
松井さん・樋口さん  上松さん・飯田さん 
   
飯田さん  矢板さん・金谷さん。清水さん 
松井さん 樋口さん
上松さん 久しぶりに参加 矢板さん
今日は風邪気味 金谷さん 張り切り幹事 清水さん
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お問い合せ・会員お申し込み

『まちむら興し塾』事務局
 TEL 047-330-4421
 FAX 047-344-1993
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